破壊措置命令 迎撃ミサイル PAC3 [破壊措置命令]
北朝鮮の衛生用ロケット発射に対応すべく
政府防衛相が「破壊措置命令」を発動した。
なんとも物々しい時代となった。
この「破壊措置命令」は、当然のことと言える。
むしろ、日本政府の迅速な対応と評価すらできるかも知れない。
民主党政権になって、ベスト3に入る迅速さかも知れない。
野田政権は30日午前、
安全保障会議(議長・野田佳彦首相)を開き、
北朝鮮が発射予告した長距離弾道ミサイルが
日本の領土・領海に落下する場合に備え、
自衛隊法に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を発令することを決めた。
これを受けて、
田中直紀防衛相は自衛隊に対して破壊措置命令を出したというわけだ。
田中防衛相は発令後、記者団に
「万全の備えをしたい。日米韓で緊密に連携して対処したい」と語った。
すでに今まで数度の「テポドン」の経験をようやく生かした形である。
当たり前と言えば当たり前のことである。
命令の期間は30日から4月16日までとのこと。
命令内容は
「北朝鮮から発射された弾道ミサイルなどで、
我が国の弾道ミサイル防衛(BMD)システムで
日本の領域に落下すると確認されたもの」を迎撃するとしている。
迎撃用ミサイルは、あの湾岸戦争で知られるようになった
いわゆるパトリオット・ミサイル(PAC3)である。
パトリオット"Patriot"は「愛国者」の意味である。
まあ、実戦経験のない日本での迎撃の命中精度がどんな程度かは、
突っ込みどころはあるかも知れないが、
迅速に対応していることを評価すべきであろう。
北朝鮮は今月16日、
4月12~16日に「人工衛星」を搭載したロケットを打ち上げると発表。
これに対し、さすがの中国ですら懸念を表明したほど
今回の北朝鮮ミサイル発射に対して、
ほぼ世界の先進国が足並みを揃えて反応した。
肝心のミサイルの発射軌道だが、
沖縄県先島諸島付近の上空を通過し、
(米軍基地問題の上に、こんなのもかよ!!怒)
フィリピン東方沖に落下すると見られている。
(フィリピンも大変ですね)
野田政権は、
故障などで日本の領土や領海に落下する可能性があると判断したためとのこと。
(そんなことは、当たり前であるし
ある意味、それだけは勘弁してほしいですね)