パラオが中国漁船に発泡。中国船員1人死亡。 [パラオ]
親日で知られるパラオ共和国。
太平洋に浮かぶミクロネシアの島々からなる小国。
そのパラオの警察が3月31日、
中国船籍漁船がパラオ領海内へ不法侵入、違法操業をしていたのを
パラオ警察が発見した。
不法侵入の漁船を制止しようとしたが、
中国漁船が激しく抵抗した上、衝突してきたため漁船に向かって発泡。
中国漁船の船員が1人が死亡した、と2012年4月2日、
パラオ共和国政府が明らかにした。
パラオ当局は中国漁船に残っていた5人の身柄を拘束した。
パラオ警察と中国漁船の衝突の詳細や
中国漁船の船員の逮捕状況については言及していない。
一方、中国漁船を捜索中に偵察機が墜落し、
乗員3人が依然行方不明で、死亡している可能性が高いとのこと。
ちなみに、パラオ共和国は中国との国交はなく、
台湾と正式な外交関係を持っている。
それにしても、こんな小さな南の島に浮かぶ小国が、
これだけの大国に対し、毅然とした行動に出たものだ。
(亡くなった中国漁船 船員は不幸であったが)
パラオ国民がいかに自国への誇りを持っているのかがうかがい知れる。
そして、中国漁民たちが
こんなに南の遠方まで漁船を駆って
漁猟に出てるということにも凄さを感じざるを得ない。
2011年に、日本の海上警備隊のケースとは、
あきらかに対応が違う。
今回のパラオ共和国のとった対応に対して、
大国中国が、パラオに対し報復作を取るようであれば
世界中の非難の声を浴びるだろう。