公務員ランナーの川内優輝さん、ソウル国際で堂々4位。 [川内優輝]
17日、日曜日の韓国ソウル国際マラソンに出場した
公務員ランナーの川内優輝(26)が、見事4位に入った。
公務員ランナーとして一躍を馳せた川内優輝さん(埼玉県庁)は、
1秒短縮となる自己新記録、2時間8分14秒でフィニッシュ。
この日のソウルは晴天の好条件の中でのレースだっただけに
川内さんは、
「2時間7分台を狙えるレースだったのに、非常にもったいなかった」と
悔しそうに語った。
川内優輝さんは、ソウル国際マラソン出場前に
もし、自己ベストの2時間7分台を達成した場合、
日本陸連の強化制度で年間最大500万円が支給される
「シルバー」に認定される可能性が期待されていた。
これに対し川内さんは、
「必要ない」のシンプルな理由で、受け取りを辞退する考えを
事前に公表していた。
川内さんは2011年4月に、日本スポーツ振興センター(JSC)で
助成金対象となり2012年2月までに90万円が振り込まれていたが
一切手を付けないまま、翌月の3月に『前代未聞』の返金をしている。
柔道界の金銭スキャンダルなどに対して
「ひどいですね。信じられない。強化に使うならまだしも、飲み食いなんて…」と、
語るなど、あくまでもスポーツマンシップに則った
川内さんの生き方に共感するファンが多い。
さらに、
「陸上にお金は必要ない」ときっぱりした態度を貫いている。
JSCの助成金500万円はさておき、
ソウル入りした16日、川内優輝さんは金浦空港で
「2時間7分台を出すために来た」と決意を語り、
7分台は2年前からの目標だっただけに、
報酬には目もくれず、ひたすら記録に挑戦しての4位だった。
日本の陸上界において、今後も目が離せないランナーだ。
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2013-03-18 09:21